鎌倉移住検討https://camacura.com鎌倉移住のメリット・デメリットなどの分析や、鎌倉の物件の検討などをするブログThu, 22 Apr 2021 00:31:12 +0000jahourly1鎌倉の地域別人口と高齢化https://camacura.com/?p=134https://camacura.com/?p=134#respondTue, 12 Jan 2021 08:30:17 +0000https://camacura.com/?p=134

鎌倉駅周辺の物件数があまりにも少ないので、他の地域も見ていこうという試みで、今回は人口についてみていきたいと思います。 鎌倉市の区分 鎌倉市が行政として発表しているデータは、市全体を以下の5区分に分けています。 鎌倉地域 ... ]]>

鎌倉駅周辺の物件数があまりにも少ないので、他の地域も見ていこうという試みで、今回は人口についてみていきたいと思います。

鎌倉市の区分

鎌倉市が行政として発表しているデータは、市全体を以下の5区分に分けています。

  • 鎌倉地域
  • 腰越地域
  • 深沢地域
  • 大船地域
  • 玉縄地域

これらがどんな配置になっているかを分かりやすくするために、行政地図に色を塗ってみました。

鎌倉市行政地図区分

こんな感じで、鎌倉地域がやけに広いのが気になりますが、行政がこの区分だと言ってるからには何か意味があるのでしょう。

区分ごとの人口

世帯数人口世帯人数
市全体75,923172,9382.28
鎌倉地域20,50446,1932.25
腰越地域10,09223,9402.37
深沢地域14,69333,9732.31
大船地域20,31244,2112.18
玉縄地域10,32224,6212.39
鎌倉市地域ごとの人口

人口はこんな感じになってます。

世帯人口を見ると、大船地域の世帯人数が2.18と少なく、単身者が多そうです。隣接する新興地域の玉縄地域の方は、逆に数字が大きくなっています。

表に男女比と3区分別人口を加えてみたいと思います。

鎌倉市の世代別人口

世帯人数0~14歳15~64歳65歳以上
市全体2.2811.4%58.1%30.5%
鎌倉地域2.2511.0%56.4%32.6%
腰越地域2.3710.4%55.5%34.1%
深沢地域2.3111.8%56.9%31.3%
大船地域2.1812.0%61.3%26.7%
玉縄地域2.3911.5%59.7%28.8%
全国12.1%59.5%28.4%
神奈川11.9%62.7%25.3%
鎌倉の地域別人口と年齢性別人口

まず、世代別人口を見ると、市全体の高齢者率が30.5%と、全国平均の28.4%よりも高くなっています。

地域ごとに最も高いのが、腰越地区の34.1%、最も低いのが大船地域で26.7%です。

大船は若い単身者が多く、腰越は高年齢の家族が多いことになります。

腰越の高齢者率34.1%がどれくらい高いかというと、34.1%を超える県は秋田、島根、山口、高知の4県だけです。

住んでいた人が高齢化しているのか、高齢者が移住してきているのかは分かりません。

そして、もうひとつ単身者の少なかった玉縄地域ですが、こちらは逆に高齢者が少なくなっています。大船は若い人&単身者も多く、玉縄は若い家族が移住、というような構図かもしれません。

なお、行政区分ごとの世帯人数の多い順5つを見ると以下のようになります。

世帯人数
関谷(玉縄地区)2.72
高野(大船地区)2.69
城廻(玉縄地区)2.64
今泉(大船地区)2.49
西御門(鎌倉地区)2.48
多い順

やはり玉縄地域を含む北の方ばかりですね。通勤にも便利な地域に、新興住宅地ができて、家族で入ってきているという感じでしょうか。通勤に加えて、価格が安いという点もあるかもしれません。

次に少ない順を見ます。

世帯数/人口
台1丁目(玉縄地域 大船駅隣接・南西)1.88
御成町(鎌倉地域 鎌倉駅隣接・西)1.92
小袋谷(大船地域 大船駅隣接・南東)1.99
大船(大船地域 大船駅隣接・東)2.07
由比ガ浜(鎌倉地域 鎌倉駅から南西海側)2.09
少ない順

※ 台という町は1丁目だけ玉縄地域、2丁目以降は大船地域に入れられています。

台1丁目は大船駅に隣接している地域で、御成町は鎌倉駅に隣接している地域です。

やはり大船駅近辺の地域と、鎌倉駅の南西方面で単身者が多くなっています。新しい集合住宅が大船あたりに集中しているのも影響していると思われます。

鎌倉の男女別人口

次に、男女比を見てみます。

男女比は女性100人あたりの男性の数を表していますので、この数が大きくなると男性比率が高く、小さくなると女性の比率が高いことになります。

世帯人数男女比
市全体2.2888.6
鎌倉地域2.2583.7
腰越地域2.3787.2
深沢地域2.3189.7
大船地域2.1892.6
玉縄地域2.3990.9
全国2.1595.8
東京1.8996.6
神奈川2.1999.3
鎌倉男女比

人間は、生まれた時点では男性が多く、女性の方が長生きなので、高齢化していない社会では男性の方が多く、高齢化すると女性の方が多くなります。

まず、鎌倉市全体で、女性が多いですね。全国で最も女性率の高い鹿児島県でも88%程度なので、鎌倉市は女性率がかなり高いと思われます。

その中でも、特に鎌倉地域が異常に女性率が高くなっています。繁華街の場合は、職業的な要素で女性の率が高くなるケースがあり、例えば京都市では以下のようになっています。

世帯人数男女比
京都市全体2.0089.89
北区2.0290.55
上京区1.7585.03
左京区1.9593.19
中京区1.7984.96
東山区1.7674.68
山科区2.1289.99
下京区1.7185.58
南区2.0298.40
右京区2.0688.82
西京区2.2890.65
伏見区2.1192.05
京都の男女比と世帯人数

京都市も、女性がかなり多いですが、鎌倉市の方が女性が多いです。

なお、東山区は祇園が含まれる地域、中京区は四条と二条に挟まれる地域、上京区は二条の北の御所を含んだ歴史ある地域になります。下京区は京都駅の北側の地域です。

祇園のある東山区の相当高い女性率はやはり職業的なものかなという気はします。

鎌倉地域と明らかに違うのは世帯人数です。京都の場合は女性が多くなるごとに世帯の人数が下がっていますが、鎌倉の場合は連動していません

また鎌倉市の中で最も世帯人数が多い腰越地区でも女性率が高くなっています。

そもそも鎌倉には京都のような歓楽街があるわけではないので、職業的な理由でここまで多いとは言えないように思います。

”高齢化 + 職業的な理由ではない理由”

それが何なのかは言及しませんが、何かしらの理由があるように思います。

総括

高齢化は、移住による部分もあるのかもしれませんが、やはり進んではいるようです。

とはいえ、市内の共同住宅の数が2008年をピークに増えていないというデータもあり、高齢者率が高いといっても他の過疎地の原因とは異なるようには思います。

私が候補地としている鎌倉地域は、世帯人数2.25、高齢者率32.6%となっています。駅周辺には単身者も多いというデータもあることを考えれば、世帯人数2.25は高いので、家族でガッチリ住んでいる感はあります。

過疎らずに高齢化している雰囲気でもあり、引き続き物件不足の中、探していきたいと思います。

またこれから他の地域に関しても、更に調べながら候補に入れられるか検討していきたいと思います。

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鎌倉移住のメリット・デメリット & 鎌倉の地価の過去検証https://camacura.com/?p=123https://camacura.com/?p=123#respondSat, 09 Jan 2021 14:20:47 +0000https://camacura.com/?p=123

鎌倉移住のメリット・デメリット 鎌倉移住のメリットやデメリットなどは、もう語り尽くされていると思われますので、私ごときが細かくは書きませんが、まとめると以下のようになるかと思います。 メリット 歴史ある観光地が徒歩圏内 ... ]]>

鎌倉移住のメリット・デメリット

鎌倉移住のメリットやデメリットなどは、もう語り尽くされていると思われますので、私ごときが細かくは書きませんが、まとめると以下のようになるかと思います。

メリット

  1. 歴史ある観光地が徒歩圏内
  2. 環境がよい(海が近い含む)
  3. 東京からの距離が意外と近い(交通の便が比較的よい)

あとはオシャレな店が多いとかいろいろあると思いますが、私が結構いいなと思ってるのは、京都のように「よそ者を排除するような雰囲気がなさそうなこと」ですね。

デメリット

  1. 観光客が多くて生活が大変
  2. 災害の危険性
  3. 東京から近いといってもやっぱり遠い

こんな感じかなと思うのですが、メリットとデメリットは表裏一体な関係性もあるので、そのように並べてみました。

これらがよく見る見解かなとは思いますが、イカしたクリエイターではない私には通勤があるので、やはり東京からの距離がどうしてもデメリットのほとんどを占めます。
求めるもの、立場によってメリットもデメリットも変化しますよね。

あとは、気になっているのは、「意外と狭くて飽きる」点でしょうか。京都くらいでかいと飽きないかなと思いますが、海メインじゃない場合は、数年で遊びつくしてしまうかもしれません。

鎌倉ブランドと地価

そして、メリットで最も私が重要視しているのは、鎌倉はブランドがあって地価が落ちにくいのでは?ということです。
いま都心はかなり不動産価格が高騰していて、コロナで先が見えない中で怖い感じです。
鎌倉ももちろん上がっているとは思いますが、何かあったときに大幅な不動産下落をしない鎌倉ブランドとしての価値があるのではないかと考えています。
そこで鎌倉の地価というのは、本当にブランド価値があるのか、公示地価の推移を追って検証していきたいと思います。

鎌倉の地価推移

1975年から発表されている公示地価のうち、住宅地のみを取り上げ、周辺地域等と比較してその推移を見ていきたいと思います。

1975年の地価

1975年
全国41,500
東京圏72,600
関東甲信越(除く東京)21,700
東京都107,700
神奈川県56,300
横浜市61,100
川崎市72,500
横須賀市45,100
平塚市51,700
鎌倉市75,800
藤沢市59,300
茅ケ崎市50,000
逗子市69,900
三浦市42,700
葉山町55,600
1975年の公示地価住宅地

このようになっていて、神奈川では鎌倉がトップですね!

川崎よりも横浜の方が高いのは、東京に近いのもありますが、横浜の方が田舎を広く含んでいるからでしょうか。

なお、赤のアンダーラインは鎌倉よりも高いところです。

1975年~1980年まで

 鎌倉を上回っている赤いアンダーラインの増加をご確認ください。

1975年1976年1977年1978年1979年1980年
全国41,50042,10042,40044,30053,90066,200
東京圏72,60073,10071,40073,40086,300106,300
関東・甲信越21,70022,10023,00024,00026,50030,500
東京都107,700108,500106,400110,900130,600163,300
神奈川県56,30056,90057,90060,10070,70084,500
横浜市61,10061,40062,30065,00074,90090,300
川崎市72,50073,50075,30078,80089,100109,800
横須賀市45,10046,40047,70050,40055,70066,100
平塚市51,70053,00054,00054,40059,10068,800
鎌倉市75,80076,40077,20077,50084,10098,100
藤沢市59,30059,50060,30060,60065,60079,400
茅ケ崎市50,00050,00051,30053,00058,60070,000
逗子市69,90070,40071,30073,70080,40097,200
三浦市42,70043,90045,00046,40050,20058,800
葉山町55,60056,00056,50058,00066,80077,700
公示地価住宅地1975~1980

1978年に川崎市に抜かれ、その後、東京圏(1都3県平均)にも抜かれてしまいました。

この期間、伸び率ではどうなっているのかを見てみると以下のようになっています。

1975年を100とした場合の推移です。

1975年1976年1977年1978年1979年1980年
全国100101102107130160
東京圏10010198101119146
関東・甲信越100102106111122141
東京都10010199103121152
神奈川県100101103107126150
横浜市100100102106123148
川崎市100101104109123151
横須賀市100103106112124147
平塚市100103104105114133
鎌倉市100101102102111129
藤沢市100100102102111134
茅ケ崎市100100103106117140
逗子市100101102105115139
三浦市100103105109118138
葉山町100101102104120140
1975年を100とした推移

こうしてみると、1980年には鎌倉市が伸び率では最低になっていることが分かります。

全国平均の伸びが最も高いことを見ても、この時期は地価の安い地域が伸びたのかなと思いますす。

1981年~バブル直前の1985年

バブルの直前までを見ます。

 鎌倉を上回っている赤いアンダーラインの増減をご確認ください。

1981年1982年1983年1984年1985年
全国79,90096,000113,000117,300121,300
東京圏129,300154,400183,900190,000196,500
関東・甲信越35,80041,70049,80051,90053,500
東京都198,100229,000270,200281,500296,800
神奈川県100,700126,600162,800167,000170,200
横浜市107,100137,000182,000185,700188,900
川崎市133,100163,400206,200212,000217,600
横須賀市81,30099,600123,200126,300128,400
平塚市83,200110,700146,300152,900154,600
鎌倉市115,400145,600178,900182,200184,600
藤沢市93,300121,000149,400154,000158,400
茅ケ崎市85,900104,200149,000158,700160,200
逗子市115,800137,200166,700169,200170,900
三浦市72,50090,400104,300109,000110,800
葉山町90,400111,100133,000135,700137,800
1981年~1985年

順調に上昇していますが、東京圏平均や川崎よりも終始低い状態が続き、1983年には横浜市にも抜かれました。

逗子市に一瞬抜かれますが、すぐに抜き返しています。

1975年を100とした伸び率はここでは出しませんが、すべての地域がすべての期間で鎌倉の伸びを上回っている状態です。

1986年(バブル開始)~1991年(バブル崩壊直前)

この期間がバブルの期間になります。

※ 鎌倉が一気に上昇していることをご確認ください。

1986年1987年1988年1989年1990年1991年
全国129,200168,100242,000250,800286,600306,500
東京圏216,900338,000531,300507,300521,300539,400
関東・甲信越55,00056,40059,40065,50076,80091,900
東京都353,900672,700951,300893,500891,200888,600
神奈川県175,200202,400397,200362,200366,800379,300
横浜市194,600232,800451,000407,800412,000421,600
川崎市227,000275,200577,800498,700501,000512,800
横須賀市130,800137,300210,600206,500220,900232,000
平塚市153,500155,400221,800225,900230,200254,000
鎌倉市190,600219,500518,300491,900489,100508,800
藤沢市162,100175,300339,000323,600318,400343,300
茅ケ崎市162,000164,800280,900280,800283,700294,400
逗子市175,200190,900459,500435,800430,900453,900
三浦市112,900120,300154,000152,800180,600188,600
葉山町140,200148,300322,000306,100330,400414,000
バブル期間

東京がもう遥か彼方にいってしまいますが、横浜を抜き返し、東京都隣接する川崎にも肉薄しています。

この期間の伸び率を見てみます。1975年を100とした数字です。1985年は比較地域の中で鎌倉は最低の伸びでした。

1986年1987年1988年1989年1990年1991年
全国311405583604691739
東京圏299466732699718743
関東・甲信越253260274302354424
東京都329625883830827825
神奈川県311360706643652674
横浜市318381738667674690
川崎市313380797688691707
横須賀市290304467458490514
平塚市297301429437445491
鎌倉市251290684649645671
藤沢市273296572546537579
茅ケ崎市324330562562567589
逗子市251273657623616649
三浦市264282361358423442
葉山町252267579551594745
1975年を100とした場合の伸び率

まあ東京がすごいというのはありますが、鎌倉もすごいです。ついでに葉山の伸び率もすごいですね。

バブルの絶頂期は、15年前と比較して、東京で8倍の地価、全国平均でも7倍以上の地価となっていたということになります。

鎌倉は元が高いわりに7倍近い伸びとなって、バブル期に大人気だったことがよく分かります。

後は、藤沢や茅ケ崎が伸びを見せているのに、比べ三浦・平塚・横須賀はそうでもありません。これが湘南人気によるものなのか、東京からの距離によるものなのかは分かりません。

バブル崩壊1992年~1997年

1991年にバブル崩壊が始まった後の6年間の推移です。

 鎌倉を上回っている赤いアンダーラインが再び増えていくのをご確認ください。

1992年1993年1994年1995年1996年1997年
全国266,100234,000192,400185,000176,200170,500
東京圏477,700385,600339,200322,000302,400289,600
関東・甲信越96,60097,10085,00084,80083,00081,100
東京都768,100604,200500,700462,000429,900409,300
神奈川県362,300314,200292,000287,300277,600271,200
横浜市400,000345,300320,600316,900304,700297,100
川崎市481,100394,900362,600354,100340,900331,300
横須賀市230,200218,200207,700205,400201,500199,000
平塚市255,400247,900242,500238,300235,700233,000
鎌倉市488,300387,800333,500317,100296,100282,300
藤沢市334,800296,400275,300272,100267,400262,400
茅ケ崎市283,800278,600267,600264,700261,200257,100
逗子市434,600358,300310,900297,300285,300274,700
三浦市196,600197,500189,200185,400182,800181,400
葉山町392,600313,200279,200259,600249,700239,700
1992年~1997年

バブル崩壊の始まった1992年には再び鎌倉が神奈川県のトップになっています。これは最初の1975年と同じ状態になります。

その後、全国的に下落が進み、東京が最も大幅な下落をする中、鎌倉も再び川崎や横浜に抜かれることになります。

その後の低迷期1998年~2012年とリーマンショック

この後、地価は2006~2007年に底を打って上昇に転じますが、2008年にリーマンショックが起きて以降、東京集中の傾向が強くなり、地方の地価の下落が続きます。

1998年以降はずっとダラダラと全国が下落しますので、2006年まで飛ばして推移を見ます。

※ ここは全体がただ下落していますので、その様子だけご確認ください。

1998年2006年2008年2009年2010年2012年
全国165,700115,700126,900120,200113,700110,700
東京圏281,800207,500240,200224,300210,800206,900
東甲信越78,70047,50044,80043,50041,80038,400
東京都398,700324,500400,100366,500340,400334,500
神奈川県266,700185,800200,700192,700185,800182,800
横浜市291,200207,100227,100218,900209,000204,800
川崎市323,500228,300262,600247,900241,100240,400
横須賀市197,000138,200139,400137,300132,000127,300
平塚市230,600161,000162,700160,000157,200152,900
鎌倉市276,800197,000211,700210,300204,600200,500
藤沢市259,600189,700198,400196,300191,300186,600
茅ケ崎市254,600191,100202,700199,400195,800194,300
逗子市269,900181,500190,300187,100181,600181,500
三浦市179,200115,600112,400109,200105,00098,600
葉山町232,500164,600170,800167,900162,200157,500
1999年~2005年の下落期間と2011年を省略

2006年以降ようやく上昇を開始しますが、2008年のリーマンショックによって再び下落になります。

東京は明らかにリーマンショックの影響を受けていますが、川崎、横浜、鎌倉などを見ると下げ止まりしているように見えます。

ただ、この期間ずっと、鎌倉は川崎と横浜を上回ることなく、茅ケ崎に肉薄されるような状況となっています。

アベノミクス2013年~2020年

※ 都心だけ上昇していく様子と、鎌倉などはほとんど変動していない点をご確認ください。

2013年2014年2016年2018年2019年2020年
全国106,300101,700109,800114,100116,900119,900
東京圏205,200204,300219,100230,600237,600244,900
東甲信越34,60033,70033,30033,30033,20033,200
東京都337,200342,600369,700398,700415,200432,300
神奈川県179,400182,000184,800187,400189,300191,500
横浜市205,300214,100218,400224,500228,000231,600
川崎市243,100249,500253,900261,500267,000272,500
横須賀市124,600124,100117,900112,600110,300108,600
平塚市146,200143,500142,300138,900137,500136,400
鎌倉市198,900199,500200,600201,600202,200203,500
藤沢市184,600186,000188,500188,600187,700188,400
茅ケ崎市190,700194,300190,000190,200191,200192,300
逗子市182,100187,200183,200181,400181,400182,800
三浦市91,00088,30076,40069,00066,20063,800
葉山町148,300147,500146,900143,800142,900143,400
2013年~2020年(変動の少ない2015年2017年を省略)

2013年のアベノミクスが始まり、株価に比べれば大した上昇ではありませんが、徐々に地価も上昇していきます。

東京、川崎、横浜が上昇しているのに対し、それ以外の地域は完全な横ばいであり、横須賀、平塚、葉山は下落、特に三浦市の下落が激しくなっています。

鎌倉は横ばいですが、ずっと微増傾向にはありますが、ほぼ並んでいた横浜市からは引き離されてしまいました。

ダイジェスト推移

1975年1980年1986年1991年2000年2006年2013年2020年
全国41,50066,200129,200306,500148,700115,700106,300119,900
東京圏72,600106,300216,900539,400248,900207,500205,200244,900
東甲信越21,70030,50055,00091,90071,70047,50034,60033,200
東京都107,700163,300353,900888,600357,000324,500337,200432,300
神奈川県56,30084,500175,200379,300240,300185,800179,400191,500
横浜市61,10090,300194,600421,600263,500207,100205,300231,600
川崎市72,500109,800227,000512,800289,900228,300243,100272,500
横須賀市45,10066,100130,800232,000183,600138,200124,600108,600
平塚市51,70068,800153,500254,000206,900161,000146,200136,400
鎌倉市75,80098,100190,600508,800250,500197,000198,900203,500
藤沢市59,30079,400162,100343,300240,900189,700184,600188,400
茅ケ崎市50,00070,000162,000294,400234,900191,100190,700192,300
逗子市69,90097,200175,200453,900246,900181,500182,100182,800
三浦市42,70058,800112,900188,600164,200115,60091,00063,800
葉山町55,60077,700140,200414,000212,100164,600148,300143,400
バブル始バブル壊アベノM
ダイジェスト推移

続いて、1975年を100とした場合の、伸び率の推移です。

1975年1980年1986年1991年2000年2006年2013年2020年
全国100160311739358279256289
東京圏100146299743343286283337
東甲信越100141253424330219159153
東京都100152329825331301313401
神奈川県100150311674427330319340
横浜市100148318690431339336379
川崎市100151313707400315335376
横須賀市100147290514407306276241
平塚市100133297491400311283264
鎌倉市100129251671330260262268
藤沢市100134273579406320311318
茅ケ崎市100140324589470382381385
逗子市100139251649353260261262
三浦市100138264442385271213149
葉山町100140252745381296267258
バブル始バブル壊アベノM
ダイジェスト伸び率推移
  1. 鎌倉は葉山と共にバブル期に特別な上昇を見せた。
  2. アベノミクスで景気は拡大しているらしいが、バブルとは明らかに違う動きになっている。
  3. アベノミクス以降、東京集中が加速しており、東京からの距離で伸び率が決まっている。
  4. その割には鎌倉は健闘していると言えるような気もする。

まとめ

ブランドがあるからこそ、好景気の時に伸びるのであって、弾けたときにはより下がってしまうことにもなるんですよね。

ただ鎌倉はアベノミクス以降の恩恵で上げっているようには見えません。コロナバブルの影響を受けて上がっているのかは、次の公示地価発表を待たないと分かりませんが、少なくとも上げ過ぎで落ちるということもないように思います。

とはいえ、東京も一部の東京ど真ん中が激しく地価上昇しているように、鎌倉も地域差があるのは自明のことで、鎌倉駅を中心とした地域だけを見ればまた違った見え方になるかもしれません。

そのあたりはまた分析していきたいと思いますが、よろしければ鎌倉全体の地価がどんな感じかの考察もよろしければご覧ください。

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https://camacura.com/?feed=rss2&p=1230
郊外移住が人気なわけではないと思う(鎌倉除く)https://camacura.com/?p=106https://camacura.com/?p=106#respondMon, 04 Jan 2021 04:18:47 +0000https://camacura.com/?p=106

東京周辺への移住が増加しているらしい 埼玉県の転入超過が2020年4月~11月で1万1160人 埼玉県が「転入超過」全国1位 テレワーク普及が影響か だったそうです。 先月、2020年4月~10月の転入超過が以下の順位だ ... ]]>

東京周辺への移住が増加しているらしい

埼玉県の転入超過が2020年4月~11月で1万1160人

埼玉県が「転入超過」全国1位 テレワーク普及が影響か

だったそうです。

先月、2020年4月~10月の転入超過が以下の順位だったというニュースがありましたので、それに追随したニュースになりますね。

  • 1位 埼玉  9704人
  • 2位 神奈川 8956人
  • 3位 千葉  7464人

ちなみに、上記のデータでは、逆に「東京が転出超過で、-8257人だった」ので、東京からの転出だけでなく、本来東京へ転入してくるはずの人が3県に転入したということになるかと思います。

好きで郊外に移住してる人ばかりではない

とはいえ、私が東京から鎌倉など神奈川に移住先を探しているのは、コロナ禍による都心の不動産価格の高騰が原因であって、好きで郊外にいこうとしているわけではありません。

新宿駅、渋谷駅などの主要駅から5駅程度離れた地域であっても、とても庶民が買えるような値段ではない価格になっており、築20年以内の都心のマンションであれば、新築時価格から1500万円ほど上げて売っているマンションなんてざらにあります。

快適な環境を求めて東京から出ていっているようなニュアンスのニュースが世の中に溢れていますが、本当にそうでしょうか?
もちろん新築がマンションも戸建も減ったことによる高騰もあるとは思いますが、コロナ禍だからこそ金を持ってる東京が安心ですし、電車にできるだけ乗りたくないので都心の方がいいというのが価格に表れていると思っています。

ただ、この先が見えない状況の中で、高いところに住めないという考える人もいると思いますし、私のようにバブった価格の東京の不動産を買いたくないという人もいると思います。
私が鎌倉に注目しているのは、郊外への移住ブーム(のようなもの)が終わろうがブランド力があるので、高値掴みになる可能性が低いのではないかと考えているからです。

暮らしやすさだけを求めて鎌倉移住を検討している人ばかりではないと思っています。

東京郊外 50km~100km圏内が人気らしい

そして、関連するこのニュースですが、

東京郊外へ移住じわり 都心100キロ圏内に関心

都心50~100キロ圏内に関心が集まっているというニュースで、まあ同じようなニュースですね。
都心からの距離というのは、日本橋からの道路による距離と、東京駅からの鉄道による距離に2パターンがあるようです。

鎌倉の場合は、鎌倉駅がどちらもほぼ50kmとなります。藤沢駅もほぼ50kmですので、海沿いで見ると、その人気の50km圏というのは藤沢・鎌倉あたりからスタートしているようです。

100キロはどのへん?って話ですが、小田原は、道路だと81km、鉄道だと84kmです。
神奈川の西の端の湯河原駅が鉄道でも道路でも約99kmなので、神奈川県はほぼ100km圏内に入るということになりそうです。

藤沢・鎌倉 ~ 湯河原・三浦半島あたりに関心

ということになるかと思いますが、鎌倉を除いて、特に人気になっているわけではないと考えています。広めに見ていかないと高くて話にならないから関心の範囲が広がっていると思います。

とはいえ、前述の通り、鎌倉は別格ですし、こういう状況で鎌倉の住宅人気が下がる要素はないように思います。選択肢がない状況は続きそうですので、湘南モノレール沿いまで候補を広げるか、結構悩んでいます。

大体、不動産会社の年始は1/7スタートのようなので、もう数日間様々なニュースに惑わされながら過ごしたいと思います。

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https://camacura.com/?feed=rss2&p=1060
鎌倉の災害考察https://camacura.com/?p=81https://camacura.com/?p=81#respondTue, 29 Dec 2020 23:40:03 +0000https://camacura.com/?p=81

ある個人の方のブログに鎌倉の災害について書かれていたのですが、鎌倉在住の人からキツめのコメントがついているのを見ました。住んでるところに対してマイナスのことを書かれると腹立ちますよね…。気を付けて書きたいと思います。 津 ... ]]>

ある個人の方のブログに鎌倉の災害について書かれていたのですが、鎌倉在住の人からキツめのコメントがついているのを見ました。
住んでるところに対してマイナスのことを書かれると腹立ちますよね…。気を付けて書きたいと思います。

津波の心配

太平洋側共通の危険性ですが、災害というとまずは津波が最初に頭に浮かびます。海のイメージがありますので。
ただ、これを気にしすぎると鎌倉に限らず太平洋側の沿岸地域には住めません。
東日本大震災の津波を見ても気を付ければ逃げれるものだとは思います。ただ、命は助かったとしても、賃貸の人と持ち家の人ではその後が大分違います。

ローンの減免措置

東日本大震災でも、住宅ローンが残っている状態で多くの人が家を流されていますが、「個人債務者の私的整理に関するガイドライン」という債務整理の仕組みによって、ローンの残債が約2/3に減免されたケースなどがあるようです。

2015年以降は、「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」という仕組みがあり、今後も津波に関わらず多くの災害においてローンの減免措置は期待できます。

ただ、東北と違って、関東地方が津波に襲われた時、被害額は東北の比ではないと思われるので、同じレベルで救済されるか分かりませんし、そもそも救済されたとしても人生において相当な痛手なのは変わりません。

またローンであればよいですが、頑張ってローンを繰り上げ返済した人や、お金を貯めて現金で買った人は、この救済を受けることができません
地震保険で補償されるのは、建物と家財で火災保険の50%が上限金額になりますので、地震保険を最大に入っていても同じ家は建てられないことになります。あとは、土地がそのまま使えるかどうかも被害の程度によっては分かりません。

自分の立場でリスクは変化

このような大きな地震はもう何十年も前から来る来る言いながら来ていないので、今後100年来ないかもしれませんし、明日来るかもしれません。
また地震に気を付けてたら富士山が噴火するかもしれませんし、武蔵小杉のような水害に遭うかもしれません。
自分の立場(賃貸なのか持ち家なのか、ローンかどうかなど)との相談で、どのくらい災害へのリスクを許容するかを考えることになるかと思います。

そんなわけで自分の気にしている鎌倉の災害に関してです。

鎌倉の津波被害予測

以下が行政が出している防災マップの津波の被害予想です。

津波に被害予測
津波の被害予測

一応、これに行政マップを重ねてみるとこんな感じです。

津波の被害予測
津波の被害予測に行政マップを重ねたもの

切り立った感じで海岸線が延びているので、西の方は割と大したことなさそうに見えます。七里ガ浜のあたりは特に高低差が激しいようです。

どうしても家が多いところは土地が低いので、私の検討している鎌倉駅から長谷や材木座へ至るあたりは、注意が必要そうです。その次に目立つのは腰越のあたりですね。

鎌倉の土砂崩れ危険地域

最近は大雨による災害が数多く発生しており、鎌倉に住むリスクとしては津波よりも土砂崩れの方が上じゃないかと感じています。
まず大船方面を除く全体はこんな感じです。赤っぽいところや黄色っぽいところが危険とされているところです。

鎌倉の土砂災害危険マップ
土砂災害危険地域

当たり前ですが、津波と逆になりますね。

鎌倉駅周辺を拡大するとこんな感じです。

鎌倉の土砂災害危険マップ(鎌倉周辺)
土砂災害危険地域


鎌倉に限らずこういう地形のところは似たような感じで、鎌倉だけ特別危ないとかではないと思われます。

実はいろいろと考察を書いていたのですが、鎌倉がさも危険なように見えてしまうといけないので、考察自体はやめたいと思います。1点だけ重要と思ってることを書いておきたいと思います。

崖の危険対策に関しては、条例レベルのため、自治体によって崖に対する対策義務レベルが異なります。鎌倉市にも崖条例があります。

基本的に、条例に違反していることはないと考えて楽観的に考えてもいいのかもしれませんが、少なくとも崖がある場合は、その崖が誰の所有かは確認しておいた方がいいように思います。他の人の私有地の場合、対策したくてもできないケースも考えられますので。

鎌倉市の防災情報マップ

そんなわけで、以下が参照した鎌倉市の防災情報マップです。

鎌倉市防災情報マップ・各種ハザードマップ・タイムライン

煽ったりした感じの内容になっていないとよいのですが…。

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https://camacura.com/?feed=rss2&p=810
鎌倉へ内見にいってきました!https://camacura.com/?p=90https://camacura.com/?p=90#respondMon, 28 Dec 2020 03:02:55 +0000https://camacura.com/?p=90

詳しくは書けませんが、鎌倉の戸建の内見にいってきました。 今回見送りという結論となったため、物件を特定できるような情報は避けたいと思います。 2件分の情報を混ぜて、見送った理由を書きたいと思います 道の混雑具合・ストリー ... ]]>

詳しくは書けませんが、鎌倉の戸建の内見にいってきました。

今回見送りという結論となったため、物件を特定できるような情報は避けたいと思います。

2件分の情報を混ぜて、見送った理由を書きたいと思います

道の混雑具合・ストリートビューとのイメージの違い

年末のせいもあるのか、想定していたよりもかなり前面道路の人通りが多かったです。


本来は平日と休日の2回確認に行かないといけないですし、実際に自分がここに住むんだと思ってみると見方が変わる気がします。


観光で行った時のイメージやストリートビューの印象で考えてしまうと危険だなと思いました。

車の混雑が想定以上だった

駅へのルート上で、車の混雑がすごい部分がありました。


いまは年末なので平日といっても普段の平日とは違う可能性があり、改めて年明けに確認してみようと思っています。


現時点では、道が狭いところだと徒歩や自転車での移動にも影響するものと思われ、日々の移動が多いルートがこの混雑だと厳しいと感じました。

ただ駅近の鎌倉に住めればいいわけではなかった

鎌倉に住みたいという理由は人それぞれ違うので、好みの問題かとは思いますが、自分はただ鎌倉に住めればいいというわけではないというのを再認識しました。


せっかく東京を離れたので、東京のような隣が四方ともぴったりくっついているのは嫌なんだなと贅沢にも思っているようです。


駅近でゆったりしてて、というのは無理なことを言っているとは思うので、少し広い範囲で見直さないといけないかもしれません。

崖は見てみないと分からない

やはり崖が多いですね。

崖に関しては、安全性が保障されていれば十分という人と、それでも怖いものは怖いという人と二通りいると思われます。


私は賃貸なら前者なのですが、買えば資産の大半を占めることになる持ち家の場合は、後者です。
崖に関しては実際に本当に行ってみないと分からないなと思いました。

鎌倉への思いが募っていただけに、見送りは軽くショックでした。

人気の鎌倉ですが、いまは特に動きが早いらしいので、気になるものがあればすぐに内見に行くようにしないといけないようです。

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https://camacura.com/?feed=rss2&p=900
鎌倉の地価考察https://camacura.com/?p=56https://camacura.com/?p=56#respondSat, 26 Dec 2020 05:03:36 +0000https://camacura.com/?p=56

鎌倉の地価が地域ごとにどんな感じになっているかをざっくりと見ていく試みです。 2020年に国土交通省から公示された地価のうち、鎌倉の住宅地地価のみに絞ってみていきたいと思います。 ちなみに港区だと、最低でも100万円/m ... ]]>

鎌倉の地価が地域ごとにどんな感じになっているかをざっくりと見ていく試みです。

2020年に国土交通省から公示された地価のうち、鎌倉の住宅地地価のみに絞ってみていきたいと思います。

ちなみに港区だと、最低でも100万円/m²以上、高いところだと400万/m²以上します。

東京の端の方の公示地価

東京23区の端の方の地価を参考までにあげておきたいと思います。

南の大田区の多摩川沿いの地域、東の江戸川区の千葉沿いの地域、西の杉並区の端の地域です。

住所・地番円/m²
大田区下丸子2−21−4408,000
大田区仲六郷3−13−2404,000
江戸川区東小岩6−8−9382,000
江戸川区南篠崎町3−15−2440,000
杉並区南大泉1−6−46316,000
杉並区上石神井1−30−24389,000
最安ポイントを取り上げてるわけでありません

なお、最安と思われる江戸川区や葛飾区には20万円/m²とかの地域もありますが、このあたりの価格が23区の最安価格と思われます。

公示地価(住宅地)の単純なソート

そして鎌倉です。

国土交通省のページに載ってる公示地価を、単純に平米単価の高い順にソートすると以下のようになります。

住所・地番円/m²
扇ガ谷1−1−5418,000
小町1丁目342番2外389,000
由比ガ浜2−24−8370,000
佐助1−1−11337,000
大船2−7−26336,000
笹目町7−18312,000
七里ガ浜2−9−18311,000
大船3−12−24310,000
長谷1−11−41296,000
長谷1−11−41296,000
雪ノ下3−10−20291,000
長谷5−8−10272,000
長谷2−2−32261,000
大船5−14−24250,000
大船5−14−24249,000
大町3−16−3246,000
大町4−1−42243,000
玉縄1丁目3番11228,000
材木座4−1−6224,000
材木座6−12−27216,000
坂ノ下307番30206,000
台字西ノ台1432番4205,000
雪ノ下5−4−11199,000
台5−7−3196,000
台4−12−28195,000
山崎字前田1170番2192,000
稲村ガ崎4−6−18185,000
大船字谷之前1806番52184,000
大船字宮之前2101番3外181,000
腰越1−8−6177,000
七里ガ浜東4−13−11175,000
玉縄5丁目28番6174,000
稲村ガ崎5−35−2174,000
西鎌倉2−11−22173,000
鎌倉山3−16−24170,000
腰越字猫池ヶ谷1330番33168,000
腰越字猫池ヶ谷1330番33165,000
津字蟹田谷1050番126164,000
腰越3−19−17163,000
津西1−22−2160,000
津字丹後ヶ谷602番44159,000
手広4−36−20152,000
大町7丁目1541番44152,000
笛田4−8−12151,000
常盤字仲ノ坂937番168151,000
岩瀬字内耕地789番150,000
常盤字上耕地318番2144,000
植木字植谷戸156番3144,000
梶原2−5−4142,000
上町屋字山ノ根603番3141,000
梶原2−5−4140,000
浄明寺4−12−12139,000
二階堂字西ヶ谷267番84139,000
城廻字打越140番30137,000
高野27番32137,000
山ノ内字東瓜ケ谷1183番32外136,000
城廻字中村423番128135,000
関谷字石原谷戸898番53132,000
十二所字鑪谷665番9120,000
今泉台1−21−2114,000
鎌倉山1−20−6113,000
今泉台6−5−8109,000
関谷字中道1175番788,600
鎌倉市住宅地公示地価のソート
鎌倉の行政地図

隣の藤沢市の住宅地公示地価で最も高いのが、鵠沼石上2−4−14の315,000円/m²ですので、確かに全体的に藤沢市より高いと言えるとは思います。

ただ、公示地価だけを見れば、べらぼうに高いと言うほどではありませんね。もちろん地価を無視したような値段が立地によっては付くことがあるのでしょうけど、一応公示地価は正常な地価を表したものではありますので。

そして、この表だと地域差がよく分からないので、地名の重複を省くために、単純に同じ地名は最高値のもののみをピックアップしていきます。

公示地価の重複省略ソート(大体の地域付)

地名大体の地域
扇ガ谷鎌倉駅周辺
小町鎌倉駅周辺
由比ガ浜鎌倉駅周辺(海沿い)
大船大船方面
笹目町鎌倉駅周辺
七里ガ浜西(海沿い)
長谷西(海沿い)
雪ノ下鎌倉駅周辺
大町鎌倉駅周辺
玉縄大船方面
材木座鎌倉駅周辺(海沿い)
坂ノ下西(海沿い)
大船方面
山崎大船方面
稲村ケ崎西(海沿い)
腰越西(海沿い)
西鎌倉西
鎌倉山西
西
津西西
手広西
笛田西
常盤西
植木大船方面
梶原北西
上町屋北西
浄明寺
二階堂
城廻大船方面
高野北鎌倉(大船寄り)
山ノ内北鎌倉
関谷大船方面
十二所
今泉台北東
公示地価の重複した町名は高いもののみを残して省略

住宅地の公示価格ではこうなりますが、これだけ見て小町が扇ガ谷より安いということにはなりませんし、雪ノ下がずいぶん安いということもありません。

実際に売ってる土地を見ると、小町とか雪ノ下で50万円/㎡の土地とかは見かけます。特に小町で高いモノが多く、実質的には住宅地でも小町が最も高いのではないかと予想しています。

小町3丁目東勝寺橋付近
小町3丁目東勝寺橋付近

それと西は多くが湘南モノレール沿いですね。

湘南モノレール
湘南モノレール

鎌倉地価イメージ

ということで、イメージとしては大体こんな感じでしょうか。

鎌倉駅周辺 > 大船駅近 > 西の海沿い > 西の方 > 大船駅遠 = 東の方

※細かいことを言っているときりがないので、全体感をつかむためのやや乱暴なものとご承知おきください

なお、公示地価に御成町が載っていませんが、恐らくトップ3に入るレベルと思われます。あまり比べても意味はないですが、住宅地に限ると小町、御成町、扇ガ谷が高いということになるのではないかと思います。あと、大船もさすがに駅近だと高いですね。

そして湘南モノレール沿いの西側の方が浄明寺とかの東側よりも高いのも意外だったのですが、やはり電車が重要ってことでしょうか。

東の方は山があるせいで、車でのアクセスも悪い(渋滞)というのもあるのかもしれません。県道204号(金沢街道)という道に集中して渋滞が激しいようなので。

金沢街道
東西に走っている金沢街道

総括

ひとまず、鎌倉のことを知るために、大体の地域ごとの差を知りたかったのですが、何となくつかめました。

鎌倉が高いかどうかについては、個々に見ていかないと何とも言えませんが、まあ周辺地域よりは高いけど、やはり都心と比べれば、ゆとりのある家に住める確率はあがるのは数字からも分かります。

当たり前ですが、30万円/m²の地域で100m²の土地を買えば単純に3000万円ですから、鎌倉駅周辺で土地100m²の戸建を買おうとすればそれ相応の値段にはなります。

何となくのイメージに惑わされず、個々の物件をしっかり見ていきたいなと思います。

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鎌倉からの通勤https://camacura.com/?p=38https://camacura.com/?p=38#respondThu, 24 Dec 2020 00:06:30 +0000https://camacura.com/?p=38

「鎌倉から品川まで50分」という情報だけで移住検討してる人はいないと思いますが、本当に通勤しようとしたらもっとリアルに考えないといけないですよね。 利用路線 鎌倉から東京へは横須賀線と湘南新宿が使えることが売りです。 池 ... ]]>

「鎌倉から品川まで50分」という情報だけで移住検討してる人はいないと思いますが、本当に通勤しようとしたらもっとリアルに考えないといけないですよね。

利用路線

鎌倉から東京へは横須賀線と湘南新宿が使えることが売りです。


池袋・新宿・渋谷方面へ向かう湘南新宿を使うと、横浜から武蔵小杉へ向かい、その後は恵比寿⇒渋谷⇒新宿という感じです。
東京・新橋・品川方面に向かう横須賀線の方は、横浜から武蔵小杉へ向かうのは一緒ですが、その後は品川⇒新橋⇒東京という感じです。

横浜へはどちらを使っても行けて、川崎へ行くには乗り換えないとダメということですね。

これが時刻表です。

朝の時間帯こんな感じの本数になってます。

7時台8時台9時台
横須賀線9本7本5本
湘南新宿3本0本1本
鎌倉駅発の本数

8時台の湘南新宿0本は老眼のせいかと思いましたが、よく見ても0本でした。
これは、渋谷、新宿方面へは厳しいというか想像してたよりも面倒くさそうです。

実際の通勤シミュレーション(新橋方面)

で、実際の通勤シミュレーションをしてみます。前提条件は以下のような感じです。

  • 鎌倉駅から徒歩15分のところに住んでいる
  • 新橋駅から徒歩5分のところに会社がある
  • 普通に真面目で、始業の15分前に着きたい
  • 割と腸が丈夫で途中トイレの心配はほとんどない

◆9時出社のパターン(この時間帯は乗り換えなしが最速)

  • 7:24 自宅   出発
  •  徒歩15分)
  • 7:39 鎌倉駅  横須賀線乗車
  •  (乗車56分)
  • 8:35 新橋駅  到着
  •  (徒歩5分)
  • 8:40 会社   到着
  • 9:00 始業

googleのルート検索はこちら

◆10時出社のパターン(乗り換えなし)

  • 8:19 自宅   出発
  •  (徒歩15分)
  • 8:34 鎌倉駅  横須賀線乗車
  •  (乗車55分)
  • 9:29 新橋駅  到着
  •  (徒歩5分)
  • 9:34 会社   到着
  • 10:00 始業

googleのルート検索はこちら

◆10時出社のパターン(横浜で乗り換えあり)

  • 8:31 自宅   出発
  •  (徒歩15分)
  • 8:46 鎌倉駅  横須賀線乗車
  •  (乗車30分)
  • 9:16 横浜駅  到着
  • 9:16 横浜駅  東京上野ライン乗車
  •  (乗車23分)
  • 9:39 新橋駅  到着
  •  (徒歩5分)
  • 9:44 会社   到着
  • 10:00 始業

googleのルート検索はこちら

googleの最適なルート検索によるものでこれなので、始業の1時間35分前が最低ラインでしょうか。

気になるのが、大船と横浜で上野東京ライン(東海道)に乗り換えるパターンがかなり多く、直通よりそっちの方が早いです。大船で朝乗り換えるとか絶対嫌ですし、横浜から上野東京ラインとかも更に地獄です…。多少遅くても乗り換えなしを選択することになるでしょう。

全体的に、新橋方面は乗り換えなしでいけそうなのでアリな感じはしますね。

実際のシミュレーション2(新宿方面)

今度は新宿5分のところに会社があるケースのシミュレーションです。こっちはだいぶ複雑です。

◆9時出社のパターン(この時間帯は乗り換えなしが最速)

  • 7:21 自宅  出発
  •  (徒歩15分)
  • 7:36 鎌倉駅 湘南新宿ライン乗車
  •  (乗車61分)
  • 8:37 新宿駅 乗り換えなしで到着
  •  (徒歩5分)
  • 8:42 会社  到着
  • 9:00 始業

googleルート検索で見る場合はこちら

ここまでは新橋の場合とほとんど変わらずでありな感じはしますが、始業の1時間40分前が最低ラインになります。

◆10時出社のパターン(西大井で湘南新宿乗り換え)

  • 8:19 自宅   出発
  •  (徒歩15分)
  • 8:34 鎌倉駅  横須賀線乗車
  •  (乗車44分)
  • 9:18 西大井駅 到着
  • 9:22 西大井駅 湘南新宿ライン乗車
  •  (乗車17分)
  • 9:39 新宿駅  到着
  •  (徒歩5分)
  • 9:44 会社   到着
  • 10:00 始業

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◆10時出社のパターン(武蔵小杉で埼京線直通に乗り換え)

  • 8:11 自宅    出発
  •  (徒歩15分)
  • 8:26 鎌倉駅   横須賀線乗車
  •  (乗車38分)
  • 9:04 武蔵小杉駅 到着
  • 9:07 武蔵小杉駅 相鉄・埼京線直通に乗車
  •  (乗車22分)
  • 9:30 新宿駅   到着
  •  (徒歩5分)
  • 9:35 会社    到着
  • 10:00 始業

googleルート検索で見る場合はこちら

先ほども書いたように、8時台発に湘南新宿はないので、10時出社する場合は必ず乗り換えになります。

西大井または武蔵小杉で乗り換えるパターンがあるようです。
武蔵小杉で乗り換えとか地獄のようですが、数は武蔵小杉の方が多そうです。このパターンの通勤はかなり気が重いです。

もしかして、品川までいって山手線に乗り換えるのが現実的なんでしょうか。8分ほど多くかかります。武蔵小杉での乗り換えはありませんが、代わりに品川から新宿まで山手線というのも厳しいものがあります。

そして、最低でも始業時間の1時間50分前くらいに家を出る必要があることになってきます。

結論

極論、駅までチャリダッシュ&会社へは毎日駆け込むタイプの人でも、1時間15分~1時間25分は確実にかかります。

常識的な社畜的発想としては、通勤時間は片道2時間のつもりでいた方が無難という感じでしょうか。

乗り換えなしで行ける東京・新橋方面や、新宿方面でも早い時間帯はよいですが、乗り換えが発生する場所と時間はなかなかタフな通勤ということになりそうです。

クリエイターで通勤の必要がないです的な人たちとは違い、痛勤のある人にとってみると、どうしてもこの検討が欠かせません。

この厳しさを超えられる物件に出会えるのかどうかだけがポイントということになりそうです。

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鎌倉の地名https://camacura.com/?p=17https://camacura.com/?p=17#respondTue, 22 Dec 2020 02:38:53 +0000https://camacura.com/?p=17

鎌倉駅周辺の地名 市内の地名なんてあまり気にしなくてもいいように思うのですが、家探しをしていると地名が分からないと探しづらいです。 鎌倉市のホームーページの地名案内から、駅周辺を抜粋してみたいと思います。 円の中央が鎌倉 ... ]]>

鎌倉駅周辺の地名

市内の地名なんてあまり気にしなくてもいいように思うのですが、家探しをしていると地名が分からないと探しづらいです。

鎌倉市のホームーページの地名案内から、駅周辺を抜粋してみたいと思います。

鎌倉駅周辺

円の中央が鎌倉駅で、円自体は大体徒歩15分圏内かなというイメージです。

中央から順にこのあたりが対象の地名ということになります。

  • 小町
  • 御成町(おなりまち)
  • 雪ノ下
  • 扇ガ谷(おうぎがやつ)
  • 佐助
  • 笹目町(ささめまち)
  • 由比ガ浜
  • 大町
  • 材木座

地価は様々な見方があるので一概に言えませんが、住宅地の公示地価だけで見ると、扇ガ谷(鶴岡八幡宮の西) ⇒ 小町 ⇒ 由比ガ浜 ⇒ 佐助、の順になっていました。

商業地も含めた地価で見れば小町が最も高いとは思いますが。

鶴岡八幡宮

地域ごとの物件数

鎌倉駅周辺は、かなり売り切れ気味の状況下ではありますが、その中でも大町と材木座が比較的多く(まあ広いし)、御成町とか笹目町とかはほとんど見ません。あと由比ガ浜も広さの割に全然見かけませんね。

鎌倉駅の南側の大町や材木座がどちらかというと庶民の街のようですが、ところどころに高台があったり、海が近かったりで、どこにでも高級住宅地が存在していそうな感じがします。

まだ魂を都心に縛られている者としては、少しでもアクセスをよくしたいので、ひとまず鎌倉駅周辺で探します(都心を気にしない人は全然違う選択肢になるでしょう)。

ただ、この15分圏内に隣接する地域も、いい雰囲気のところが多く、浄明寺を筆頭に、いい物件があれば候補にしていきたいと思ってもいます。

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はじめにhttps://camacura.com/?p=5https://camacura.com/?p=5#respondMon, 21 Dec 2020 05:31:35 +0000http://camacura.com/?p=5

はじめに -自己紹介 都心在住の40代です。都心のマンション購入か、鎌倉の戸建購入かで悩んでおり、その悩みを綴っていきたいと思います。 現在、都心は物件数が枯渇気味、価格上昇しており、ややバブル気味な気がします。新築マン ... ]]>

はじめに -自己紹介

都心在住の40代です。
都心のマンション購入か、鎌倉の戸建購入かで悩んでおり、その悩みを綴っていきたいと思います。

現在、都心は物件数が枯渇気味、価格上昇しており、ややバブル気味な気がします。
新築マンションの供給が少ないので、このまま下がらないかもしれませんが、あまり高値掴みしたくないので、慎重に選びたいところです。

物件価格について -鎌倉ってそんなに高い?

鎌倉は都心並みに高いとよく聞きますが…。

ひとまず新築に限っての話をします。

都心の戸建もかなりの数見ましたが、東横線、田園都市線、目黒線など沿線の中でも都心に近いところでは、土地40平米~60平米の物件が多く、6500~8000万あたりのものをよく見かけます。
碑文谷あたりでは、キツキツの立地の50平米で7500~8000万円の物件がポンポン売れてる感じがします。

鎌倉の新築物件を見ていくと6000万オーバーも多く、やっぱり鎌倉って高いよねって思いますが、土地面積100平米程度のゆとりのある物件が多いんですよね。

値段の一覧を見ると高そうに見えますが、やっぱり鎌倉の方が全然安いと私は思っています。
例えば、材木座とか大町で、土地面積60平米で4000万代とか見ると、都心ではあり得ない価格だなと思います。

現在の自分の立場 -完全移住はできない

仕事は都心がどうしても絡み、今後もずっとその可能性があるので、位置的には鎌倉あたりが限界ポイントです。

現在はあまり通勤はないのですが、コロナ後を考えるとまた通勤の可能性があり、たとえグリーン車を使っても長く電車に揺られたくないタイプです。


とはいえ、都心の価格が異常に見えるので、価格とのバランスで住んで楽しいと言われる鎌倉で価格に見合う物件に出会いたいなと思っています。

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